算命学で読み解く高市早苗氏の宿命｜3度目の挑戦は天中殺期間中？

自民党総裁選あるいは政局の転換。現在、その渦中にいる一人が高市早苗氏です。
2度の総裁選への挑戦を経て、再び注目が集まる中、算命学では現在「天中殺」のまっただ中にいるという点が、極めて重要な意味を持ちます。

高市氏の生年月日は「1961年3月7日」。干支は「己亥（つちのと・い）」で、これは異常干支にあたり、常人とは異なる宿命をもつ人物に多いタイプです。中心星には行動力と実行力を象徴する「車騎星（しゃきせい）」を持ち、宿命天中殺はありませんが、日柱と月柱に「半会（はんかい）」の位相法があります。

【己亥】異常干支を持つ人物としての特性
【車騎星】があらわす性格と行動原理
辰巳天中殺と現在の天中殺期の影響
算命学が得意な実力派鑑定士

【己亥】異常干支を持つ人物としての特性

高市氏の日干支「己亥」は、異常干支のひとつに分類されます。異常干支とは、一般的な価値観や行動原理からは逸脱した、独特の感性や思考パターンをもつ干支です。

「己」は、内に情熱を秘める畑の土を象徴し、静かで用心深く、守備的ながらも確固たる意志を持ちます。一方、「亥」は水の気であり、知識・秘密・精神性をあらわす十二支。陰陽のバランスでは陰が強く、内向的ですが、根底には大きな意志とエネルギーを秘めています。

この組み合わせが意味するのは、表には出にくいが内側に激しさや独自性を秘めた人物像です。他者からは一見、常識的で穏やかに見えるものの、実は一般常識にとらわれない思考や行動をとる場合があります。ときに「突飛」「異端」と評されることもありますが、それは“社会にフィットしにくい”のではなく、“社会が彼女の感性に追いついていない”とも解釈できます。

高市氏がこれまで見せてきた明確な保守思想や信念に基づく主張、また一切の妥協を許さない姿勢には、まさに「己亥」特有の一貫性と異質さがうかがえます。

【車騎星】があらわす性格と行動原理

中心星に「車騎星」を持つ人は、正義感、実行力、責任感の強さを象徴します。戦士の星とも呼ばれ、男性的なエネルギーを持ち、勝負事に挑む姿勢を好みます。曲がったことが嫌いで、信じた道を貫こうとする性質があります。

高市氏のこれまでの政治的な姿勢、特に一貫した保守路線や国家観に基づく発言、対立を恐れずに物申す態度などは、この「車騎星」の特性と一致しています。

ただし、車騎星は柔軟性や妥協力に欠ける傾向もあり、政治の世界のような駆け引きや連携が求められる場では「敵を作りやすい」という側面もあります。高市氏が強い信念を貫くあまり孤立してしまう場面があったのも、車騎星の宿命的な作用によると見ることができます。

辰巳天中殺と現在の天中殺期の影響

高市氏は「辰巳天中殺」に該当します。現在（2024年2月～2026年2月までの2年間）は「辰年」「巳年」にあたり、まさに天中殺の真っただ中に位置しています。2024年の自民党総裁選も天中殺の期間中でした。また、次の総裁選も天中殺期間中に行われる場合、彼女にとって“時期が悪い”とされるのが宿命的な見方です。

また、天中殺では「過去の結果が表に出る」「見えない力に左右されやすい」ともいわれ、本人の努力とは別に、周囲の状況や世論、政治的な空気に流されてしまうことも。再挑戦の意思がどれほど強くても、それが結果に結びつく保証は薄く、むしろ過去の言動がクローズアップされ、不利な状況になる可能性も考えられます。

高市氏にとって、現在の天中殺期間は、決して軽視できない運勢的停滞期です。2024年の総裁選もこの天中殺の時期にあたり、宿命的には「動かず、耐える」ほうが自然な流れだったとも言えます。

干支「己亥」は異常干支であり、独特の発想力やこだわりを持ちながらも、時に常識の枠を超えた行動に出る傾向があるとされます。中心星「車騎星」からは、信念を貫こうとする強い意志と責任感が感じられ、政治家としての姿勢とも一致します。

ただ、現在の運気（2025年）は年運に「車騎星」と「天将星」を持ちながらも天中殺にあたり、表面的なエネルギーの強さとは裏腹に、大きな決断や勝負に出るタイミングとしては注意が必要です。

算命学で宿命や運勢を知りたいと思った方は、以下に先生をご紹介してますので、参考にしてください！